刺身についている”穂紫蘇”の正しい食べ方はご存知?

最近、経営塾の合宿玉子焼きプランなどで、自分の旅館・はなぶさ旅館の食事を食べる機会が多かった。

改めて”お客様”という立場で自分たちの料理を食べてみると、色々な部分が見えてきた。

量・出し方・味付け・バランス・盛り方・切り方・・などなど。

定期的に、お客様の目線で自分たちの料理を見直す必要を感じた。

またお客様自身に、食材についてや献立について、もっと詳しく説明する必要性も同時に感じた。

今回紹介する”穂紫蘇”も、ほとんどの方がその食べ方を知らなかったのだ。

このブログが、そんな方々への役に立てば嬉しい。

お刺身の盛りつけアイテム

お刺身には、魚以外に多くのものが盛られている。

  • 大根のつま
  • 山葵
  • 大葉
  • 小菊
  • 金魚草
  • 紅芯大根
  • こより人参

などなど。挙げたらキリがないほどある。

それらは、お刺身をより美しくするためのアイテムでもあり、お刺身をより美味しくするためのアイテムでもある。

一つ覚えておいてほしい事は、”全部食べられる”という事だ。

何故なら職人は、基本的に食べられるものしか盛り付けには使わないから。

大根のつまや山葵は勿論、大葉や紅芯大根、こより人参なども無論食べて害はない。

刺身に盛られている穂紫蘇って何?

はなぶさ旅館の刺身の盛り付けには、穂紫蘇は使っていない。

普段のお刺身にはエシャロットをお付けしている。エシャロットをネギ味噌で召し上がってもらい、口の中をサッパリさせてもらう狙いでだ。

お刺身にエシャロットを付けるお店は多くない。故にはなぶさ旅館の名物でもある。付け合わせのエシャロットは、お客様には大変喜ばれている。

では肝心の穂紫蘇はいつ使うのか?

それは滞在のお客様や、ご常連のお客様がご来館した時に。

ご常連様には、お刺身の内容はもちろん、盛り付けに使う付け合わせも変える。

ここで穂紫蘇の出番である。

穂紫蘇とは、紫蘇の花穂である。

紫蘇は葉を使うのが一般的だが、花穂にも香りがあり、盛り付けをするにも綺麗なので和食では使われる機会が多い。

前菜やお刺身はもちろん、ピンクの色合いが綺麗なので煮物などにも使われる。

穂紫蘇の正しい食べ方

僕も参加した、はなぶさ旅館で行われた経営塾の合宿。その時に、夕食のお刺身に穂紫蘇が盛られていた。

当然のように、刺身醤油に穂紫蘇の花をこそいで入れたら、参加者から「え?それってそうやって使うの?」と聞かれた。

お刺身に添えられている穂紫蘇の正しい食べ方は、花をこそいで刺身醤油に入れる。これが正解。

醤油に散らされた穂紫蘇が、お刺身のネタに付いてほのかに香るのだ。

葉の紫蘇だと少し香りが強すぎるので、穂紫蘇の淡い香りが良いのだ。

意外と穂紫蘇の正しい食べ方を知らない方が多いようで、いつもお刺身の残飯にそのまま残っているのを見る。

僕はむしろ穂紫蘇があると嬉しいくらいだ。

ちなみにお刺身でよく見る小菊も、葉を醤油に散らして食べるのが正しい食べ方。

これはさすがにやっている人を見たことはないが、僕はたまにやる。

菊の香りが香って、上品なお刺身になる。

穂紫蘇と小菊、棄てるのはもったいないです。

皆さんも試してみは?結構美味しいですよ。

あと、食通に見えるかも。