「稲荷寿しって美味しいですよね」
「助六弁当の安定感ってヤバいですよね」
”稲荷寿し”って、基本的にはお弁当かお店で食べるものじゃないですか?
僕の実家では、「家では作らないもの」のカテゴリーに入ってると思います。
だって、生まれてこのかた、”オカンの作った稲荷寿し”なんて食べた事ないです。というか、見た事もない。
多分、稲荷寿しって面倒臭いイメージがあるのかなぁ・・と勝手に予想してます。
まぁ、面倒臭くないか?って言われたら、ある程度は手は掛かるのかなとも思いますが。
でも、やはり手作りの方が格段に美味しいのは確か。
そして、油揚げは冷凍可能なので、一気に仕込んでこまめに使えば良いかと。
今回は、「ご家庭で稲荷寿しを作ってみませんか?」・・という提案です。
稲荷寿し用油揚げの仕込み方
最初に、干瓢(かんぴょう)を戻しておきます。
干瓢の戻し方は↓
油揚げは、包丁を使って観音開きにします。(半分に切って普通の稲荷寿しにしてもOK)
湧いた湯の中に入れて油抜きします。10分くらい入れちゃっても良いです。
- 出汁6
- 濃口醤油1
- 砂糖1
- 味醂1
以上を合わせ、落し蓋をし、戻した干瓢と一緒に炊きます。
ある程度、汁がなくなってきたら、醤油・味醂などで味を整えて完成。
干瓢も油揚げも、冷凍できますので冷凍すると良いかと。(*冷凍する場合は、少し汁を入れてあげると良いです)
棒寿司にすると最高!
油揚げの吸っている汁を少し絞り、広げて酢飯を乗せ、真ん中に干瓢を入れて、巻いたら”棒寿司”の出来上がりです。
巻き簾なしでも簡単に巻けます。
一口サイズに包丁で切れば、お弁当などにも良いかと。
はなぶさ旅館の2月の献立に入っています。
出汁を良く吸った油揚げと干瓢、それから酢飯のバランスが最高です。
何個でも食べれちゃう危険なやつなので、食べ過ぎには注意が必要。
ご家庭で作った方が、お子様に食べさせるのも安心ですよね。
中の白い部分をこそぎ取るとプロの味に
作り方のところで触れなかったですが、観音開きにした時に、油揚げの中の白い部分をはなぶさ旅館ではこそぎ取っています。
何故か?
白い部分をそのまま残しておくと、稲荷寿しが少し「重たい」印象に。
#稲荷棒寿司 の仕込みを。
干瓢と薄揚げを一緒に炊くのですが、薄揚げは中を開いて白い部分をスプーンでこそげ取ります。コレがあると、寿司が少し重たい感じになってしまうので。
結構大変で面倒くさい作業ですが、ここは譲れないポイント。
プロが面倒くさがったらお終いですからね。#はなぶさ旅館 pic.twitter.com/jkyajUoFu6— 「はな」陶芸の宿はなぶさ三代目 花房光宏 (@hanabusamitsu) 2019年2月16日
稲荷棒寿司は、当館では”前菜”の一品。あまり重たくしたくないので、こそぎ取っています。
ここがプロの仕事かなと。
ブログでも何度も書いていますが、料理は「一手間」が重要。
一手間かけるだけで、料理の印象はグッと変わります。
でも、ご家庭ではやらなくても大丈夫です。そのままの方が、炊く時に上手くいくかと。
稲荷寿しは、少し手間はかかりますが、食卓を華やかにしてくれるアイテムかと。
ちらし寿司に飽きたら、やってみては如何でしょう?
「でも面倒くせぇ・・・」って方は、はなぶさ旅館へどうぞ!→(はなぶさ旅館HPはコチラ!)
はい、いつものステマです。美味しいお稲荷さん作ってお待ちしております!