「インスタ映え」
流行語大賞となりましたね。
若い人はすぐに理解できるこの言葉。
果たしてウチの旅館では何人が理解できるのか?
というか何人がアカウントを持っているのか?
どうも、はなです。
僕は3月から毎日欠かさずInstagramの更新をしています。アカウントは随分前から持っていましたが、本格的に投稿し始めたのは今年の3月から。
何故か?
SNSで旅館の魅力を発信したいと思っていて、インスタが一番簡単だったから。
そう、安易なのです。
写真は主に料理やオススメグルメなどを。
せっかく板前をやっているのだから、仕込み段階の写真をアップしたら面白いかなぁ?臨場感の出る写真は?などと毎日試行錯誤。
毎日1回必ず投稿しています。現在の投稿数はたったの298。ですが、インスタ投稿はもう慣れました。
写真を選んで・編集して・コメント書いて・ハッシュタグをつけての行程は長くても3分で終わります。調子が良ければ1分で終わります。
今では特に「面倒くさい」とか「億劫」とかは全く感じません。むしろ楽しいです。反応が面白いし、写真の構図も考えるように。インスタストーリーなんかもやってます。
今年3月時点のフォロワーが60人くらいだったので600人くらいの人からフォローされた事になります。まぁ全然大した事ないんですがね。
何が言いたいかと言うと
「発信する事」そして「継続する事」が大事。
InstagramなんてブログやFacebook投稿に比べたら一瞬で終わります。そして色んな反応が見れる。ハッシュタグ次第では海外からだって反応があります。
どんな写真に反応があって、どんな写真に反応がないか。それを元に献立だってたてられる。
僕のインスタを見て旅館に予約をしてくれたお客様もいます。僕のオススメグルメを見て、そのお店に行ったという方もいました。どちらも面識はない方です。すごいですよねSNS。
ただ流行っているからってインスタ(他のSNSも)をやらなければ!と言うのは無理がある。楽しくなければ続かないし、続けなければ反応は薄い。むしろコツコツコツコツと結構大変です。やらないという選択肢も勿論アリだと。
インスタグラマーのブツ撮りサービスをしている「Snapmart」の社長・えとみほさんも
いまだと流行ってるからインスタやらねば、ライブ配信やらねば、みたいになりがちですけど、インターネットの世界って「やらねば」な人が勝てるほど甘くないというか、それを「やらずにいられない」ジャンキーなたちがごまんといるので、得意なことや好きなことで勝負しないと絶対負けてしまうのです。
— えとみほ (@etomiho) 2017年11月22日
いまだと流行ってるからインスタやらねば、ライブ配信やらねば、みたいになりがちですけど、インターネットの世界って「やらねば」な人が勝てるほど甘くないと言うか、それを「やらずにいられない」ジャンキーな人たちがごまんといるので、得意なことや好きなことで勝負しないと絶対負けてしまうのです。
と呟いていた。
ホントそう思う。仕事で商品のオススメ投稿をやらされている会社員と、自分が使っている商品のオススメを投稿している女子高生。どっちが刺さる投稿か?
僕が所属している有志の地域おこし隊「長盛隊」で「1人1週間に1度必ずSNSで投稿しよう」と決めたが、2週間経たずにメンバーの多くが投稿しなくなった。
でもそれで良かったのかも。やらされている投稿は誰の心にも響かないから。楽しい時だけ投稿すれば良いかなって。
時代の変化
以前だったら「るるぶ」などの旅行雑誌を片手にお店を選んでいたのが、googleで検索したりSNSで検索をかけたりしている。そしてその流れは今、加速度的に進んでいる。
では当館ではどうか?
その流れには乗っていない。いや、むしろ乗ろうとしていない。従業員の年齢層も高く、ネットを苦手としている方が多いので無理はないです。
ではやっている僕が主導して進めないと。そしてここで重要なのはプレイヤー目線になるという事。
「写真を撮らせる」という上から目線の考えは捨て「写真を撮る」という目線に。
前に地元の先輩がFacebookでの投稿写真に
例えばパノラマパークの上にあるブランコも乗って富士山見るんじゃなくて乗ってる自分の上のハートの中に富士山入る位置にして、その写真撮れればインスタ映えもするのに。
とコメント。
これはカメラ好きな先輩だからこその考え方。撮る人の見方で物事を考えている。
僕も街づくりの会議に出席したことがあり、その時に似たようなことを発言したが『ん?いんすたばえ?」みたいな感じでお偉いオッサンがポカーンとした事が未だに忘れられない。おじさん達は目線が高すぎるのだ。オッサン!まずはアカウント開設から始めよう!
と言う事で
(どういう事でか分かりませんが)「中庭インスタ映え化」を始めました。
「吊るすキャンドル」があると言うことをカメヤマローソクの営業・もっさんから伺ったので、庭の木の枝から吊るしてみる事に。
日本庭園×キャンドル 結構素敵です。
インスタ映えもバッチリ。夜景を撮るのは難しいので接写がオススメ。
お気づきかもしれませんが、このブログは「キャンドル始めました」と言うお知らせです。
前置きが半端なく長いですがお知らせです。インスタを隠れ蓑にしたステマです。
でも素敵なので見にきてね。そして写真撮ってバンバンSNSにあげてください!ハッシュタグは「はなぶさ旅館」で。
よろしくどうぞ。
そういえばキャンドル動画を撮影してもらい、しかも編集までしてもらったので載せますね。
キャンドルやるの大変だ!と従業員さんから言われたので、インスタ映えとは?について丁寧に説明したら理解してもらえた。
何でも「言っても分からない」なんて思ってるのが間違いね。伝えなきゃ伝わらない。 pic.twitter.com/b7OLXvXVBa— 「はな」陶芸の宿はなぶさ三代目 花房光宏 (@hanabusamitsu) 2017年12月4日