富嶽はなぶさのシェフが作る”鮎のコンフィ”がヤバイ旨い話

鮎のラスト月間

伊豆長岡温泉・富嶽はなぶさの目の前を流れる狩野川。狩野川は鮎の名産地というのは、このブログでも度々説明してきました。

そして、鮎の時期は6月から9月まで。そうなんです、もう今月で終わりなのです。いと寂しい・・。寂しいですが仕方ない!最後まで、鮎料理を提供し続けようと決めた長月の初め。

鮎の姿造りは今月までもちろん提供しますが、前菜の方には「鮎のコンフィ」を献立に入れてみました。

鮎のお刺身は食べたことありますか? はなぶさ旅館の鮎はお刺身です。それも姿造り。 相当美味しいですので、是非ご賞味くださいませ!

塩とスパイスを掛けてから、オリーブオイルに漬けて低温で7時間。骨まで柔らかく仕上がってます。ワインにピッタリの一品です。

今回は、そんな「鮎のコンフィ」の作り方についてご紹介。おそらく、ご家庭では難しいと思いますのでお店でどうぞ!

鮎の赤煮のレシピはコチラ↓

8月の献立に入っている「鮎の赤煮」。6時間蒸し煮にするので骨まで柔らかく食べられます。 富嶽はなぶさでは鮎は刺身で提供していますが、赤煮も最高です。 鮎のポテンシャルの高さに、いつも驚かされます。鮎らぶ。

鮎のコンフィの作り方

【材料】
  • 岩塩
  • オリーブオイル
  • サラダ油
  • スパイス各種(お好きなもの)
  • ニンニク・生姜・ねぎ(お好みで)

鮎は岩塩で滑りを良く取ってから、水で塩を落とす。

鮎の総量の1.3%の塩を当てる。好きなスパイスを一緒に和えて30分ほど放置。今回は、タイム・クミン・月桂樹を投入。和食に寄せるのに、敢えて”生姜”と”ネギ”を入れました。通常は、ニンニクや鷹の爪を入れるのだとか。

オリーブオイルとサラダ油を11にしたものを、鮎にひたひたに掛ける。

100度にしたオーブンにて7時間低温でゆっくり火を入れるのがポイント。

7時間後には、骨まで柔らかい鮎のコンフィが完成。

食べる前に一度焼いても良いのですが、富嶽はなぶさではそのままの状態でご提供しています。レモンを添えてお召し上がりください。

当初、何かしらのソースを添えようという話だったのですが、そのままでも十分な美味しさだったので。

鮎の香り・スパイスの香り・塩加減・オリーブオイルのニュアンス、それぞれが絶妙な加減で美味しいです。

ご家庭では一苦労。お店で味わってください

コンフィって、見た目はそんなに手が掛かっていないように見えますが、かなり時間がかかる料理なのでご家庭では難しい料理の一つかと。

”低温でじっくり火を入れる”というのがポイントなので、「さて、オーブンに入れて7時間・・」みたいな事になってしまいます。火を使うので出掛ける訳にもいかないし。

先日、友人がTwitterでこんな投稿をしていたので一応ね。

やっぱり、「プロの味」ってあるんです。だからこそ、僕らの存在価値があるのかなと。

ツイートにあるように、これからは秋刀魚が美味しい季節ですね。秋刀魚のコンフィも試作してみますか。今年は、秋刀魚が小さくて高いみたいですが。

さてさて、味覚の秋も富嶽はなぶさの料理をお楽しみ下さい。

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