出汁巻き玉子を上手く焼くコツ
「出汁巻き卵を上手く焼くコツ」という記事を、以前陶芸の宿はなぶさ旅館のFacebookページに投稿したのですが、もう一度Blogにてまとめようと思います。
記事の内容は、「クックパッドが教えてくれない出汁巻き玉子を上手く焼くコツ」
みなさんは、出汁巻き玉子って普段から焼いたりしますか?
僕は、仕事の時以外で出汁巻き玉子なんて焼く機会がないのですが、恐らくご家庭では、朝食の時やお弁当の時などに焼いたりするのでしょうか。
- 上手くできますか?
- お店で出てくるくらいの出来になりますか?
- お出汁たっぷり入れても、鍋にくっつかないように巻けますか?
富嶽はなぶさでは、朝食の焼物の前盛りに卵焼きを付けています。(最近では出来上がった卵焼きを仕入れるお店もあるとかないとか聞きますが)
もちろん当館の卵焼きは全て手作り。出汁をたっぷり効かせた卵焼きです。
板前なら誰でも巻ける卵焼きですが、銅鍋できっちり焼くのは難しそうですよね?
僕も板前1年目の頃は失敗してばかりで、それはそれは怒られました。
その状況を何とか打開するべく、5つ年上の先輩にコツを聞いたのですが、その言葉は今でも忘れません。
「卵焼きをうまく焼くコツは、鍋があたらない(くっつかない)事、それだけ。鍋が仕上がっていれば誰でも焼けるよ」
とのこと。
- 「・・・は?何を言っているのだ?この人は?」
- 「出たよ!板前さんの意地悪なところ」
- 「ちゃんと教えろや!」
と、当時は思いました。
ただ、上手く焼けるようになってからは、この言葉こそ卵焼きの本質だと気付きました。
つまり「巻く」という動作は10回もやれば誰でもできるようになります。大事なのはその手前。卵を割ったり、お出汁を作ったりするもっと前。
卵焼きの銅鍋に油をなじませる所です。
油を多めに入れて弱火でゆっくり鍋を焼く!
およそ1日かけて、鍋に油を含ませる事こそが1番大事なポイントなのです。ちゃんとした鍋が出来ていれば、後は勝手に綺麗な卵焼きが完成します。
大事なことですので繰り返すと
「卵焼きをうまく焼く方法は鍋次第」 ということです。
以上を踏まえ、是非皆さまお試しください。
細かな巻き方は「卵焼きの上手な焼き方」で、ググってください。
そもそも銅の卵焼き器なんて必要なのか?
- 「銅鍋は高いから必要ない!」
- 「テフロンは安いし、くっつかないし!」
という意見も。
一度よく考えてみてくださいね。テフロンの鍋より、銅鍋の方が「減価償却」という見方をすれば安いのですよ!
テフロン鍋を使ったことある方はお分かりでしょうが、あのテフロン加工って必ずハゲますよね。もう必ず!フライパンにしろ何にしろ、必ずハゲますよね。
ハゲてしまったテフロン鍋の使えなさったら、腹が立つほどです。(ホントぶん投げたくなります!)
とにかく尋常じゃないくらい鍋にくっつくので、卵焼きはおろかスクランブルエッグしかできません。「卵焼き器」ではなく、「スクランブルエッグ器」へと名前を変えた方が良いくらい。
銅鍋は最初買う時は高いですが、ちゃんとお手入れをして丁寧に使えば、お孫さんの代まで使えます。(それでも3,000円〜6,000円くらい)
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- 上手に丁寧に使えば一生使えます!
- 1回買えば、孫の代まで使えます!
そう考えると安いですよね。
油をきっちり含ませた鍋ならば、油をひかなくても綺麗な錦糸卵ができます。
玉子焼きの記事への反応
”玉子焼きの焼き方”についてのFacebook投稿ですが、かなり反応が良かったです。たくさんのリーチがあったし、いいねも多くいただきました。
経営塾仲間のまいちゃんは、この投稿を読んですぐに卵焼き鍋を購入したそう。
はなちゃん@hanabusamitsu がfbにあげてたような銅に錫メッキの卵焼き器、旦那ちんが買ってきてくれた😁😁😁 pic.twitter.com/jjlbXGX6LX
— 水本麻衣♡MAIDO屋まいちゃん (@maidoya_maichan) 2017年5月21日
若いのによく分かってらっしゃる。1点だけ注意点を挙げるとすれば、銅鍋はIHには対応しておりませんので、お気をつけくださいね!
ではみなさま、素敵な卵焼きライフを~。
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