大晦日でございますね。今年ももう終わりという事実が、僕を驚愕させてます。
「歳を取るのはあっという間」 と、古からの言い伝えの様に聞いてきましたが本当に早いもんです。
2020年の3月で僕も35歳。立派なアラサーです。毎年言っていますが、来年は飛躍の年にしたいもんです。
さてさて、立派なオッさんが一年を振り返っても誰も興味ないと思いますので、毎年恒例の”今年食べて感動した料理”でも振り返ります。
2017年・2018年はこちら↓
「食が人生を華やかにする」
と本気で思っているのです。それは作るも・食べるも。
出来るだけ多くの感動する料理に出会える様、日々アンテナを張っている次第です。ご参考になればと。
*1年の時系列的にご紹介。順位はつけられません。
相生牡蠣
兵庫の相生市で、工務店を営んでいる友人から送ってもらった相生牡蠣。正直ビックリしました。
「こんなに美味い牡蠣あんのかよ・・・」って。
何故か火を通しても縮まず、プリプリの食感を残したままになる相生牡蠣。
故に、
- 炒めても
- 揚げても
- ご飯と一緒に炊いても
抜群の旨さ。もちろん生牡蠣でも。
こんなにジューシーで味わい深い牡蠣は、他では食べたことないのでメッチャおすすめするブログ書いてます。コスパ最高だと思いますよ。
詳しくはこちらのブログを↓
今年も頼む絶対。
京都「福松」の一汁三菜
2月に行った京都旅行。
SNSなどで「京都の美味しいもの情報求む」と書いたら、色々な方から情報をもらいました。その中で、「京都四条烏丸近くの”福松”という和食屋さんがオススメ」との情報が。
オススメしたくれた曰く「あんまり教えたくない名店」との事。(ちなみにSNSやブログで紹介するのは、ご了承を得ております)
カウンターだけのお店で、中で板前さんがチャキチャキ働いているお店でした。
飲み物を注文すると、何も言わずに一汁三菜が提供されます。お通しがわりにしては、かなりボリュームのある一汁三菜。
- 白和え
- イカの酢味噌
- 真薯のすまし椀
- 八寸
という一汁三菜。八寸の内容は
- キャベツの塩もみ 黄身酢りんご 蒸し鶏
- 牡蠣の梅煮
- 小松菜のお浸し
- もち米のお稲荷さん
- 牛蒡の生姜の衣揚げ
- カステラ からし菜添え
- 畑菜の辛子和え
- 鯛の松皮造り 土佐酢
・・・え?凄くね?これ、何も言わずに出てくるの凄くね?
確かお通し代として1500円くらいだったかと思うんですが、1500円って安くね?笑
もうね、僕の心を一気にグッと掴んだ料理でした。一つ一つ丁寧だし、もちろん美味しいし。
黄身酢に林檎を入れると美味しいって知ったのも、このお店でした。
ブリもサバ寿司ももちろん美味しかったです。京都へ行くなら絶対おすすめのお店です。
【福松】
場所:京都府京都市中京区衣棚通六角上ル了頓図子町475(GoogleMapはコチラ)
営業時間:18:00~23:30
定休日:不定休
駐車場:なし(付近にコインパーキングあり)
お問い合わせ:075-741-7138
web:食べログ「福松」
ビストロミルプランタン
「五味さん」という名前を聞いてピンとくる人は、立派なワイン通であろう。
銀座フレンチの名店「レカン」にてソムリエを勤めていた五味さんが、退職後に山梨は勝沼でお店を開いた。
お店の名は「ビストロ・ミル・プランタン」
ワインと料理のマリアージュを楽しめるお店で、特に山梨のワインとのペアリングが凄い。
ソムリエの先生からの紹介で、一度はなぶさ旅館へご宿泊いただいた事があり、一度はお店に行ってみたいとずっと思っていた五味さんのお店。
ミルプランタンに行く為だけに山梨へ行きました。
ワインのこだわりはやはり半端ではなく、特にルバイヤートのロゼのスパークリングに感動しました。
1年前のビンテージで、もう販売していない1本。お店にあるワインの貯蔵庫で1年わざわざ寝かせたのだとか。丸みが取れたロゼスパークリングは、ため息が出るほどの美味しさ。
料理とのペアリングに合わせて、ワインもセレクトしてくれるので安心です。
わざわざ行きたいお店です。また絶対行く。
【ビストロ・ミル・プランタン】
場所:山梨県甲州市勝沼町下岩崎2097-1(GoogleMapはコチラ)
営業時間:11:30~14:30 (L.O) 17:30~21:00 (L.O)
定休日:水曜日
駐車場:あり
お問い合わせ:0553-39-8245
web:・公式HP ・食べログ
表参道「太月」のお椀
「料理に携わる人は食通であるべき」
常々僕が思っている事です。
行きたいお店は沢山あれど、なかなかタイミングが合わない場合が多いですよね。って事で、僕は一人でもガンガン食べに行くスタイルです。
表参道にある「日本料理・太月」は、夏頃に行ったお店。
何かでこのお店を見て、Googleマップにピンを刺していたので、予約して行ってみました。料理屋独特の格式ある中でも、凄く居心地の良いお店でした。
先付けの、「とうもろこしの擦り流し」 に入っているタピオカにビックリしたり、前菜の一つ一つの丁寧な仕事に感動したり。
【前菜】
- 豆腐の味噌漬け 一週間つける もろみ味噌と西京味噌 酒 味醂
- カマスの小袖寿司
- 姫サザエ煮
- アナゴの干瓢巻き
- 花咲カニとオクラ
- ふきの胡麻和え
特に感動したのが「先椀」。
甘鯛と茄子のシンプルな夏のお椀でしたが、特に驚いたのがお椀の模様の綺麗さ。
蓋には”コオロギ”が描かれていて、お椀を開けると中には立派な花火が。
あまりの綺麗さにずっとお椀を眺めていたら、焼き方の板前さんが特注のお椀であるのだと教えてくれました。
あんなに感動した器に出会えたのは久しぶりの事。心震える器って凄いですよね。
料理は最後まで見事な正当な和食です。コスパが凄く良くてオススメです。
【日本料理 太月】
場所:東京都港区北青山3-13-1 北青山関根ビル B1F(GoogleMapはコチラ)
営業時間:11:30~14:00(L.O.13:00)/18:00~23:00(L.O.21:00)
定休日:日曜日・祝日
駐車場:なし
お問い合わせ:03-6450-5991
web:・公式HP ・食べログ
天空の鹿
今年一番の衝撃はコレかな。
「天空の鹿」
7月から入社してくれた、フレンチ出身のシェフ・高場さんから紹介してもらった鹿肉。
標高1000m以上の高地で狩猟される鹿を使ったお肉で、ビックリするほど臭みがなく、鹿肉本来の旨みが感じられる一品です。
最初食べた時に「これはいける!」と思い、すぐに献立に採用しました。
ローストにして提供していますが、お客様からの反応も凄く良く、「え?鹿ってこんなに美味しいの?」と。
富嶽はなぶさで開催した”秋のワイン会”でカツレツにして提供しましたが、口々に「柔らかい」「嘘みたいに美味しい」と高評価が。
富嶽はなぶさでは1月末まで提供予定です。その後は10月までお預けなので、お早めにお召し上がりにお越しくださいませ。
富嶽はなぶさのご予約はコチラからがお得→富嶽はなぶさ公式HP予約ページ(ベストレート保証)
今年はありがとうございました。
2019年は、「旅館移転」という自分にとっても旅館にとっても大きな出来事がありました。
オープンして半年。
まだまだ至らぬ点が多いですが、従業員さんとガッツリ肩を組んで頑張りますので、来年もよろしくお願いいたします。
「食が人生を豊かにする」
来年も、食を通してお客様を豊かにしたいし、食を通して自分も豊かになりたい。食材・職人・料理に敬意を払って。
2019年は本当にありがとうございました。2020年も、引き続きよろしくお願いいたします。
良いお年を。