暑い日に食べたいものは?
暑い日々が続いている伊豆長岡。すっかり夏ですね。
夏のこの時期は何が食べたいでしょう?
- 冷やし中華
- 冷汁
- そうめん
など、やはり冷たいものを食べたくなったりするものですよね。
でも、夏だからこそ熱いものを食べたくなったりしませんか?
コタツに入りながらアイス食べる的な感じのアレ。
アイスは、「冬にこそ輝く」と思っている系男子です、ええ。
同じ様に、夏になると食べたくなる賄いがあるんですよ。熱くて辛い賄いが。
「あさりうどん」
東京の修行時代に先輩から教えてもらい、その美味しさに驚愕したうどんです。
夏に是非食べてもらいたいので、ブログでレシピでも紹介してみようかと。
- 安い!
- 簡単!
- 美味しい!
三拍子揃った賄い界のイチローです。
ご家庭でイチローの味を是非。
”あさりうどん”の思ひ出ポロポロ
東京での修行時代は、メチャメチャ忙しかったのを覚えています。
それはそれは忙しく、ほぼ致死量のブラック体質を体に染み込ませていた毎日。
下っ端の僕は、山の様な仕込みと盛り付けに追われながらも、毎日調理場とホールの賄いを作っていました。
- 天ぷら蕎麦
- 中華丼
- 生姜焼き
- 魚の煮物
- チキンフライ
などなど、「賄いも勉強だ!」という親方のセリフに怯えながら、ひよっ子の僕は僕なりに日々奮闘していました。
賄い作りって本当に大変で、前日までに献立を考えて材料を発注し、仕込みとランチのオペレーションに追われながら準備するのです。
まず「前日までに献立を考えて・・」の時点で萎えます。ゲキ萎えです。
- (今日の賄いは中華だったから明日は和食か・・)
- (揚げ物が続いているから煮物かな)
- (あの人が麻婆豆腐が好きだから・・)
みたいな感じで考えるのです。おじさん達のご飯の事を一生懸命考えるのです。地獄です、ええ。
世の既婚者男性に言っておきますが、毎日あなたの料理を作ってくれる奥様に超絶感謝しなさい。
「人の為に料理を作る」という行為は、あなたが思っている以上にハードです。当然の様に、食卓にご飯が並んでいると思うな。
- 「コレ美味しいね」
- 「いつもありがとう」
- 「お皿洗っとくね」
という言葉を、無理矢理にでも吐き出そう。心を込めて「ごちそうさま」と言おう。
またまた話が逸れていきましたが、僕がメチャメチャ忙しい時にメチャメチャ重宝していた賄いがあります。
オリーブオイルで作る、”あさりうどん”です。
冷凍の殻付きあさり、冷凍うどん、水菜とかネギ的な青味、だけあれば出来てしまうお手軽料理。
しかも、誰に食べさせても「美味しい」と言ってもらえるので、何となく”やった感”があるのです。
前置きが相当長くなりましたが、そろそろレシピをご紹介します。
あさりうどんレシピ
用意する食材は
- 冷凍あさり(生のあさりでもOK)
- 冷凍うどん
- 水菜
- ニンニク
- 一味(写真は七味です。無かったのです)
です。
あさりは、冷凍ので十分です。このレシピはスープが鍵なので、あさりの身はおまけ程度に考えましょう。
まず、鍋にたっぷりのオリーブオイルと、ニンニク・一味(写真は七味)を入れます。一味を多く入れて辛くするのがオススメ。
弱火でニンニクの香りと、一味(写真は七味)の絡みをオイルに移します。
香りが付いたら冷凍のままあさりを鍋に入れます。*冷凍のままというのがポイント。解凍すると美味しさが逃げるので。
少しあさりを炒めて、焼酎で酒蒸しにします。落し蓋はアルミホイルでOK。
あさりの口が開いたら、スープとして使うピッタリぐらいの分量の水を入れる。*水を入れすぎると、あさりの出汁が薄まる為
白醤油と薄口醤油で味を付けていき、最後に濃口醤油を少し入れ旨味をプラスする。
味醂はほぼ入れなくて良い。その辺はお好みで。
湯で解凍した冷凍うどんにスープをかけ、仕上げに水菜を散らす。
ニンニクの香りが食欲をそそり、食べると一味の絡みとあさりの旨味が充満するスープでやられます。
コレほどまでにパンチがあるうどんを他では知りません。
熱さ・辛さで汗だくになりますが、それが心地良い。
マジで超絶オススメのレシピです。
ご家庭でも簡単に出来るので、是非是非お試しください!
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