「いつも同じ味になっちゃうんだけど、どうしたらいいの?」
高校時代の友人から、最近受けた質問である。
毎日、家族の為に料理を作るお母さんは大変だ。
料理の他に、掃除・洗濯・子供の躾・買い物・・などなど、家族の為に働く姿は心から尊敬する。
それでも「更に家族の為に」と、自分の料理をアップデートしたいと思っている女性は多い様だ。
- 少しの変化で食卓は華やかになる。
- いつものおかずがプロの味に変わる。
僕のブログが、世の女性の手助けになれば嬉しい。
簡単に、上級者風を演出できるアイテム【黄身酢】。覚えてみてはいかがでしょう?
料理にアクセントを加えるには?
人には、料理のクセがある。
- 味付けの癖
- 盛り付けの癖
- 器選びの癖
- 食材選びの癖
一つ一つの癖が、その人の料理を形成している。
しかしながら、毎日食べる人からすると「代わり映えしない料理」になってしまう事は否定できない。悲しいが。
家庭のお母さんの悩みは、まさにソコだろう。
いつもの味、いつもの料理。自分の料理を変化をさせたいと思う気持ちは十分理解できる。
- 「いつも同じ食卓になってしまう」
- 「茶色まみれの盛り付けになってしまう」
僕のレシピブログは、そんな悩みを持っている人に読んでもらいたい。
チョットした変化で、料理の印象はガラッと変わる。
「いつも使っている醤油を変えてみる」
「鰹昆布の出汁を、煮干しの出汁にしてみる」
そんな些細なことが、料理に変化をもたらせるのです。
簡単に”上級者感”が出せる「黄身酢」
先日、いつもの仕込み風景をTwitterに投稿してみた。
#黄身酢 の仕込みを。
黄身酢は作るの簡単なのに上級者感が出せるアイテムだから覚えておくと良いです。
卵黄、砂糖、酢、味醂、薄口を合わせて湯煎の湯気に当てて水分を飛ばしていく。文字にすると難しそうだけど、あっという間に出来上がります。
若芽とか青味に合わせたら最高よね。#はなぶさ旅館 pic.twitter.com/LiimFIl0KB— 「はな」陶芸の宿はなぶさ三代目 花房光宏 (@hanabusamitsu) 2018年6月4日
和食の基本「黄身酢」
作るのは非常に簡単なのに、一気に上級者感が出せるアイテムだ。
- 卵黄
- 酢
- 砂糖
- 味醂
- 薄口醤油 ほんの少し
を入れて、水分を飛ばせば出来上がるお手軽レシピ。
はなぶさ旅館の会席料理での登場回数も、少なくない。
ご家庭の食卓に、そっと黄身酢を添えれば、「いつもの食卓」から「プロの味」へ変わるであろう。
「代わり映えのない食事を変える事」は、そんなに難しくない。
少しの変化で、印象は変わる。
器・食材・調味料・道具・・。料理に変化を与える部分は、いくらでもある。
そして、変化すると自分も楽しくなる。
試しに1つ、お気に入りの食器を買ってみては?
黄身酢の投稿から、わずか2時間後に作り始めている方も
先ほどの黄身酢投稿を発信して、すぐにフォロワーの方から質問がありました。
先生。あの、最後の方、ちょっとイメージが湧かないのと
湯煎の湯気で水分飛ばすってとこから、未知の世界なんですけど。笑
やってみます!— 立野のぶ子 (@noboooooko) 2018年6月4日
料理のレシピを、140文字にまとめることは容易ではないが、この投稿は、写真・テキストとも反省すべき内容。
発信は、料理のプロにしかわからないような内容ではいけない。ご家庭でも再現したい人は沢山いるはず。
という事で、追加投稿を。
先ほどの #黄身酢 のツイートですが、分かりづらいみたいですので補足を。
湯煎の湯気で水分を飛ばすのは、1枚目の写真のようにお湯を沸かした鍋の上にボウルを乗せて、その中に黄身酢を入れてホイッパーやゴムベラで混ぜながら水分を飛ばします。
若芽、胡瓜、海老、生姜と黄身酢で盛り付けてみました pic.twitter.com/SCEanZvBko— 「はな」陶芸の宿はなぶさ三代目 花房光宏 (@hanabusamitsu) 2018年6月4日
どうやって作るのか?どんな風に合わせるのか?
を、分かりやすく丁寧に。テキストだけでは伝わらないので、即興で写真に収めて発信する。
雑なアウトプットは、自分の信用を失いかねない。
そして、この質問をくれた「のぶ子さん」。この投稿からわずか2時間後に、黄身酢を作り始めていました。
見切り発車しました。笑
分量とかテキトーだけど、舐めてみたら、イケそうです。
弱火で湯気当ててますがいいですか?ボール浮かせた方がいいですか? pic.twitter.com/8o5pcBfF2g— 立野のぶ子 (@noboooooko) 2018年6月4日
黄身酢を、作ったことも食べたこともない。それなのに、挑戦してくれました。
僕の投稿には、調味料の割合などは書いてありません。
「卵黄・酢・砂糖・味醂・薄口少々」 これだけ。
直接教えるのであれば、この説明だけでも良いのだが、僕のツイートだけで作り始めるには難易度が高いのでは?と思ったが、作り始めてしまったものは止めようがない。
とりあえずTwitter上で、出来うる限りのアドバイスをして、のぶこさんのTwitterを追いかけて、
弱火でやってました!
ドロっとしてきました!#はなさんお仕事中にごめんなさいありがとう pic.twitter.com/tnr1WDVOvy— 立野のぶ子 (@noboooooko) 2018年6月4日
そこにも、一口アドバイスのコメントを入れて、上手くいくように願う。
僕に出来ることなどそのぐらい。
そして、この投稿↓
@hanabusamitsu さんがツイートしてた #黄身酢 。食べたことないから、正解知らないし、分量もテキトーなのに見切り発車で作ってみた!笑
だってさ、材料が全部揃うし「簡単なのに上級者感でます」って言われたら「作ってみようかしら♡」ってなっちゃったんだものー。
家にあった青味に添えてみたよ! pic.twitter.com/DoE80uYSH2— 立野のぶ子 (@noboooooko) 2018年6月4日
良い感じに完成していました。
ツイートにもあるように、見切り発車にも程があるくらいの見切り発車。
だって、作った事がないばかりか、食べたことも無いのだから。
行動力に脱帽です。
僕なら、「ふーん、黄身酢って簡単に出来るのかぁー。今度やってみよう」となるはず。そして、今度やらないはず。
「やってみよう」と思う事は誰にでもできるが、「やろう」となる人は、ほとんどいない。それは事実。
だから、今回すぐに「やろう」と思い、作ってくれたのぶ子さんは、ホント凄いし、感謝しています。
発信していてよかったと思う瞬間。
皆さんも再現できるように、黄身酢の割合を記しておきます。
【黄身酢】
- 卵黄 10個
- 酢 90cc
- 味醂 90cc
- 砂糖 大さじ大盛り3杯
- 薄口醤油 ほんの少し
僕の発信で、料理好きが増えることが本望
やはり僕は、
- 僕を通して、料理が好きになってほしい
- 僕を通して、料理に興味を持ってもらいたい
この考えはずっと変わらない、自分の発信の幹だ。
「発信で、売り上げを上げよう!商品を売ろう!」という事も、もちろん大事だが、それだけでは、あなたのファンは増えない。絶対に。
まずは、自分の持っている知識・経験を惜しみなく発信する。
そうすると、あなたのファンは確実に増える。
僕が、1年間発信して体感したことだ。
ファンが増えれば、勝手に売り上げは上がるし、勝手に商品は売れる。
でも、最初の目的が「売り上げ」ではダメ。面白くない。というか、自分も面白くないはず。
レシピ・作り方・器選びなど、自身の知識を発信して、それを見た人が料理を好きになる・料理に興味が沸く。そうなった時の喜びは、売り上げを上げた時の喜びなどとは、比較にならないくらい嬉しいはずだ。
実際に、僕も商品(ぺペロンおにぎりの素)が売れた事よりも、商品を使って料理を作ってくれた投稿を見る方が嬉しかった。
今回の黄身酢の投稿で、改めて、日々投稿していて良かったと思ったし、無駄ではなかった、人のために役に立った、と再確認できた。
- 「あなたの知識は人の役に立つ」
- 「あなたの技術は人のためになる」
そう確認できるだけでも、発信する意味はあるような気がする。
あなたのその知識や技術、発信してみたらどう?
思ってもみない未来があるよ。