【海老真薯錦糸巻き】家で出来る!?海老真薯の作り方をご紹介!

錦糸玉子ブログへの反響

先日、錦糸玉子の焼き方についてのブログを書きました。

2月は、錦糸玉子を使った献立を入れるのでね。ご紹介がてらに。

2月の献立に”錦糸玉子”を使うことにしたのですが、ふと「ご家庭では錦糸玉子ってどうしているのかな?」という疑問が。 今回は、ご家庭でも簡単に作れる錦糸玉子の作り方をご紹介。 保存方法がミソです。

上記の様なコメントも頂いたので、錦糸玉子の中に巻いている”海老真薯”についてもブログにしておこうかと思います。

個人的には、「海老真薯なんて家じゃ作らないだろ・・」って気持ちは大きいですが、せっかくなのでね。

物好きな方は挑戦してみてください。

海老真薯の作り方

Twitterにツイートした様に、海老真薯って和食の基本中の基本なのですね。

シンプルな仕事ゆえに、人によって配分が違っていて、味や食感などが結構違うんです。

今回は、あくまで”僕の海老真薯”のレシピを。

「いや、こうした方が美味いよ!アホか!」

という方は、”アホか!”の部分を伏せて是非教えてください。勉強させてください。よろしくです。

では、いきます。


【海老真薯】

  • 海老500gと魚のすり身(生身)500gをフードプロセッサーで合わせます(海老のすり身のみでもOK。むしろその方が美味しいです

(*写真は海老真薯ではありません)

  • そこに卵白5個分を入れてよく混ぜます

(*写真は海老真薯ではありません)

  • フードプロセッサー内を、ゴムベラを使ってダマが無いように混ぜます
  • 大和芋を100g150g入れて、再度フードプロセッサーで合わせます。
  • 以上で出来たタネを、蒸す・焼く・煮る などで火を入れたら完成です。
    海老のすり身のみで作る場合は、少し塩を入れましょう。生身を混ぜる場合、塩は要りません。

はなぶさ旅館でも、海老のすり身のみで作りたのですが、原価率などがあるのでね。生身を混ぜさせてもらってます。

しかし、そこはプロですので、卵白、大和芋の量で一番美味しく、一番良い柔らかさに持っていきます。

でも、海老のすり身だけで作る方が絶対的に美味しいです。ご予算に余裕があれば、「海老のみ」で作ってみてください。

海老真薯レシピ

【海老真薯錦糸巻き】

家では絶対やらないでしょうが、当館の2月の献立なので作り方をご紹介しておきます。

  • 錦糸玉子に片栗粉を振ります

  • そこに海老真薯を乗せてラップで巻く
  • その後710分ほど蒸したら完成。

黄身酢を付けて提供します。

黄身酢も簡単に出来ますので是非

「いつも同じ味付けになってしまう」。そう悩む方は少なくない。 少しの変化で食卓は華やかになる。いつものおかずがプロの味に変わる。 簡単に上級者風を演出できるアイテム「黄身酢」。覚えてみてはいかが?

【椀種の海老真薯】

お椀のタネにするのが、和食ではよくある海老真薯の使い方。

  • 鰹と昆布を使って、一番出汁を取ります。

一番出汁の取り方はこちらを参考に↓

一番出汁(材料)4人分
水 5合(900cc
鰹節 30g
昆布 15㎝
差し水 50cc
以上の分量で、一番出汁約4合(720ml)取れます。

(作り方)
①分量の水に昆布を入れて一晩置いておく。ハサミで昆布に切れ目を入れると、昆布の旨味が多く抽出します。
②昆布をつけた水を火にかけ、沸騰する手前(約90℃)で昆布を取り出す。
③湯が沸いたら鰹節を全て入れ、すぐに差し水を入れる。そのまま火を弱火にして3分置く。
④ザルにリードペーパーを引き、一番出汁を濾す。*臭みが抽出されてしまうので、あまり上から押さない。

  • 海老真薯のタネを、スプーンなどを使って出汁に落としていきます。
  • 火が入り固まったら出来上がり。

ご家庭では、海老真薯を入れた出汁に直接味を付けてお椀にして大丈夫です。

海老真薯からも、美味しい出汁が出るので最高です。

面倒臭い方は、味噌汁に直接海老真薯を落としても美味しいですよ。


【蒸し海老真薯】

蒸し缶や、のし板などに、海老真薯をのして蒸すのも美味しいです。

海老真薯の中に、プリプリの海老を刻んで入れると食感も面白いですし、炊いた野菜などを水気を切って入れて蒸しても最高です。

和食では、前菜や先付け、お椀の椀タネに使ったりします。

今月も手作りの会席料理を!

ここまで書いても、「本当に家で海老真薯なんて作るか・・?」という気持ちは拭えませんが、挑戦してくれたら嬉しいです。

でも、「めんどくさ・・」という方は、是非はなぶさ旅館へお越しくださいませ。

最高の海老真薯を作ってお待ちしております。

はなぶさ旅館のご予約はコチラはなぶさ旅館公式HP予約ページ

と、最後は安定のステマまで締めさせてもらいます。

今月も、手作りの会席料理で頑張ります!

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