裏方という職業
「旅館の板前」というのはどんなイメージでしょう?
- クローズドキッチンの中で
- 毎日毎日食材の仕込みをして
- 盛り付けをして
- 完全なる縦社会
そんな感じですかね?
だとしたら正解。全て正解です。(・・・あ、”完全なる縦社会”は、富嶽はなぶさには当てはまらないです)
ではそんな”旅館の板前”が、様々な企業の経営者さんを前にしてマーケティングについて何か語れるのか?何か語る資格はあるのか?
先日、8月7日に「エクスマセミナー」というマーケティングのセミナーにて講演をさせていただきました。
人生初めての講演。板前の僕が。
講演してみて、非常に多くのものを得ました。ですので、メッチャ備忘録的なブログですが残しておこうかと。
経営は宗教だと思ったり思わなかったり
2年前に、エクスペリエンス・マーケティング「通称・エクスマ」を学んでから、僕の思考や行動は確実に変わりました。
エクスマを主宰する藤村先生に、緩やかな繋がりで人生を豊かにするヒントを沢山いただいた。
- 「伝わっていなければ、この世に存在しないのと同じ」
- 「とにかくやってみよう。ダメなら変えれば良いのだから」
という2つの言葉で、どんどん発信し行動することが出来た。
それから2年後の現在、大勢の経営者さんの前で講演していました。
エクスマと出会っていなければ、あのステージには立つことは出来なかったし、もしかしたら、今のように仕事を「楽しい」と感じられていなかったのかもしれない。
(この投稿を読むと、エクスマを少し理解しやすいです↓)
僕が最初に入った会社は一部上場の企業でした。・・が、
- 変な社訓をずっと大声で言わされたし
- 笑顔の練習をさせられたし
- 入社式でハウンドドック歌ったし
- でもそれが正義だったし。
今考えるととんでもなく変な”しきたり”でも、その時その場所ではそれが絶対的な正解だったわけで。それってある意味宗教だなって。
経営を考える上でも心理って大事な部分で、僕はエクスマを学んで変われたと思っています。
今までだったら絶対にやらなかった事も、「とにかくやってみよう」と行動に移せる様になったのだから。
- 本を読んだり
- セミナーを受けたり
- 講習を聞いたり
- 経営合宿に行ったり
その時は感化されて「やろう!」と思っても、日々の仕事に忙殺されていくと次第にその心は薄れ忘れていく。人ってそんなもんです。
僕だって同じで、やっぱりエクスマの合宿へ行った直後と今とでは違う心です。やはり人は自分自身には甘いのです。
セミナーで講演してみて
講演で伝えるのは、ブログで綴って伝えるのとはまた全然違う感覚。それでも、「誰に・何を伝えて・どうなってもらいたいか」を考えて伝えるのは同じ。
しかし、自分の言葉で直接人に伝えるのは非常に難しかったです。
まず初めに、”自分の伝えたい事”と”人の知りたい事”は必ずしもイコールではないという事を知る。初めはそこが分かっていませんでした。
自分が伝えたい事ばかり話して、相手を置き去りにしてしまう。・・・結果、伝わらない。
また、感情を込めて伝えないと、人は飽きてしまう。
淡々と抑揚もなく話す癖が僕にはある様で、「全然つまらない」と。内容は良いのに台本を読んでいる様で面白くないと。・・・結果、伝わらない。
- 誰に伝えるのか
- そして何を伝えるのか
- その結果、どうなってもらいたいのか
追求すればするほど難しく、そして楽しい。
人生初めての登壇でしたが、とても楽しく話ができました。
心から良い経験ができたと。自分自身がアップデートできたと。。
沢山の方に心からの感謝を
今回エクスマセミナーに登壇するにあたって、今までの自分を棚卸ししました
- 2年間発信し続けてきた事
- 自分の思った事に挑戦してきた事
- とにかくやってみる精神で行動した事
- 行動したことによって周りが変わったこと
振り返ってみると、昔のままの自分だったら絶対にやってこなかった事だなぁと、改めて。
思考を変えるのって、非常に難しい事だと思うんです。思考が変わらないと、日々の行動は絶対に変わらない。だから、僕はエクスマと出会えて本当に良かったと。
挑戦する素晴らしさ、行動する楽しさを学べたのだから。
そんな僕だからこそ、人に伝えられることがあると思うんです。
板前という裏方の僕が、エクスマセミナーの舞台で多くの経営者さんの前で伝えられることがあると。
- 貴重な場を与えてくれた藤村先生
- 講演するにあたって沢山のアドバイスをくれたエクスマの皆さま
- 拙い講演を聴いてくれた参加者の方々
- SNSやDM、直接応援の言葉をくれた皆さん
- 同じ日にゲスト講師で登壇した横ちゃん
本当にありがとうございました。
皆さんの様に、「人のために」と心から考えられる人になりたいです。
未熟な僕を成長させてくれて本当にありがとうございました。
引き続き、自分の為ではなく人の為になる様な発信を心がけます。
- 「とにかくやってみよう。ダメなら変えれば良いのだから」
- 「伝わっていなければこの世に存在しないのと同じ」
藤村先生のこの2つの言葉を胸に。
とてもエクスマセミナーのゲスト講師&スタッフとは思えない。新橋にいるサラリーマンかよ。
注 )オレは一切彼らのコーディネートはしてません#エクスマセミナー #ネクタイ関係 pic.twitter.com/aA4ceEhCMb— 短パン社長 奥ノ谷 圭祐 (@Okunoya_jr) August 7, 2019
しかし、何でスーツ着て講演したのか!白衣にすれば良かった!!