【レシピブログ】ペペロン蛍烏賊・ペペロンおにぎり

ワイン会レシピ

48日に開催された桜ワイン会。桜ワイン会の模様は次回のブログに書きますが、その前菜に「ペペロン蛍烏賊」という献立を入れました。

実は今月のはなぶさ旅館の献立にもペペロン蛍烏賊を入れています。

という事で、今回のブログはその作り方のご紹介。

ちなみに、そこから派生して生まれた「ペペロンおにぎり」のレシピもご紹介します。

どちらも絶品!そして簡単!ですのでご家庭で再現してみてはいかが?

ペペロン蛍烏賊

この料理は、「どこかで食べて感動した」とか「ネットで作り方を見て」とかではなく、単純に思いついたから。「コレとコレかけたら旨そうじゃね?」という安易な発想です。

僕的には、”オリーブオイル×ニンニク”で美味しくならないものは無いと思っていて、このオリーブ×ニンニクハズレ無し説にはかなり自信があります。

そう、ハッキリ言えば「皮の小銭入れ」だって、綺麗に包丁してオリーブオイルとニンニクで炒めれば美味しく食べられるはず!と本気で思っています。

え~、少し話がズレましたのでペペロン蛍烏賊のレシピに話を戻します。

蛍烏賊はボイル蛍烏賊を使います。富山湾内産の物を使うとベスト。(他の地域産のモノと味噌の詰まり方が違いますので)

蛍烏賊は骨抜きにて目・口・背骨をしっかり除きます。そうする事によって口に全く違和感が残りませんので。

このブログで何度も書いていますが「料理は下処理が一番重要」です。ここを怠るとその程度のものしかできません。必ず下処理は施しましょう。

下処理が済んだら、フライパンにたっぷりのオリーブオイルとニンニク・鷹の爪を入れます。

弱火でじっくりと炒めて、オイルにニンニクの香りを付けていきます。(ニンニクが焦げるのに気をつけます)

そして蛍烏賊を投入!

さっと煽ります。蛍烏賊は火を入れすぎると小さくなり固くなってしまうので、火の入れすぎに注意します。

少し塩とブラックペッパーを入れます。

リードペーパーに取って出来上がり。

コレ、本当に旨いです。まぁ、オリーブオイルとニンニクで炒めているので当然と言えば当然なのですが。

ワインにもバッチリ合います。シャルドネとかロゼとかとぴったりでしたね。

簡単おいしいので是非ご家庭で再現してみてください。

ペペロンおにぎり

それでですね、ペペロン蛍烏賊を仕込み終わって片付けようとしたら、フライパンに残っているオリーブオイルが勿体無いと思ってしまったのです。

「・・こんな旨いオイルを棄てるのはアホだろ?」と思ってしまったので再利用方法を考えます。

だって、アヒージョだってバケットが一緒に付いてきて、残ったオイルを付けて食べるじゃないですか。

じゃあパンか?・・それじゃあ芸がない。

パスタをぶち込んでペペロンチーノにするか?・・それも普通か。

じゃあご飯に混ぜてみようか?混ぜられるように工夫して混ぜご飯にしてみようか?

・・とここまで書いて初めて気がついたのですが、全部炭水化物。まさかの全部糖質。僕の脳みそは確実に「デブ脳」だと確信した瞬間です。

しかしながら、想像してしまったものは仕方ない。試さずにはいられないのが料理人。そう、僕はデブ料理人。みんなの笑顔の為に太ります。

ではいきます。

使うのは大根の葉っぱ。せっかくだから”勿体無い×勿体無い”にする事にしました。使い終わったオイルと棄ててしまう大根の葉。美味しくなったら最高じゃない?

残ったオリーブオイルで大根の葉っぱを炒めます。オイルが足りなければ足します。

塩・ブラックペッパーで強めに味付けをします。

そしてinto the Rice!

かき混ぜます。もうこの時点でヤバいです。ヨダレが滝のようです。

せっかくなんでゴマを入れてそれっぽく。味見をして足りなければ塩で整えます。(醤油を少し入れても良い気がします)

結んでおにぎりにすれば「ペペロンおにぎり」の出来上がりです。

どうですかこの感じ?ヤバくないですか?何がヤバいってカロリー。カロリーのオバケみたいなおにぎり。究極のデブ飯。言うなれば「カロリー核爆弾」・・死人が出るなこれは。

蛍烏賊のエキスを吸ったオリーブオイルが絡まる大根の葉。そして香ばしいニンニクの香り。もはや罪深き存在である。こんなに犯罪的に旨そうな大根の葉を未だ見たことがあっただろうか?

美味そうすぎでしんどいです。

Twitterにも紹介したのですが、夜に載せてしまったので図らずも飯テロになってしまった模様。

#ペペロン蛍烏賊 。日本料理らしくないニンニクとオリーブオイル。 和食らしさ?そんなんどーだっていい。いつだって破壊者でありたい。 #蛍烏賊 #ホタルイカ #アーリオオーリオ #ニンニクとオリーブオイル使えば何でも旨くなる説 #陶芸の宿はなぶさ #はなぶさ旅館 #はなぶさ #旅館 #伊豆長岡 #伊豆 #伊豆長岡温泉 #温泉 #陶芸 #ソムリエのいる宿 #ファインダー越しの私の世界 #sommelier #wine #izu #izunagaoka #onsen #spa #instafood #follow #instagramjapan #japantravel #iphone #写真好きな人と繋がりたい #写真撮ってる人と繋がりたい #和食

花房 光宏(はな)陶芸の宿はなぶさ 3代目さん(@hana215290)がシェアした投稿 –

強烈な反応がありました。ダイエットメンバーには怒っている人も多数。

インスタでは作り方の質問まできました。

恐らく「家庭ですぐにできる」「想像で旨そう」が合致したので、これだけ反応があったのではないかと思います。


今日もこんなコメントが来ていたので、もう販売することにしました。ご飯にかければすぐに食べられるような形にして販売します。準備が整いましたらSNSやブログで情報出しますのでお見逃しなく!

ちなみに販売用はもう少しアレンジして、価値の高いものにしようと思っていますのでお楽しみ。4月中には予約開始できるようにします。

ちなみにこのペペロン大根の葉、焼いたバケットに乗せても良いし、パスタにかけても美味しい。釜玉うどんに入れても最高だし、サラダのドレッシング代わりにかけてもOK。つまり万能。

ご家庭で作れる方は、ガンガン作った方が良いです!

和食らしさなんて考えない

和食の世界ではニンニクを使うことは少ないです。香りが他の食材の邪魔をしてしまうのが理由だと思うのですが、僕的にはそんなのは関係ないかな。

美味しければいいじゃん。って。

伝統や和食らしさを大事にする事も素敵ですが、それにより窮屈な発想になってしまってはいけない。

僕はニンニクも使うし、オリーブオイルだってナンプラーだってバルサミコ酢だって使いたい。

和食らしさ?そんなんどうだっていい。

いつだって美味しさを求めていきたい。食べる人が笑顔になる料理を作りたい。

僕は常に破壊者でありたい。そしてイノベーションを起こしたい。